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ぶきっちょさんのお菓子作り~心得

こんにちは、まーやです。

みなさんお菓子作りはお好きですか?

私は三度の飯よりお菓子作りが大好きです。いろいろなレシピをみてあれこれ作ってきましたが、私は超がつくほどの不器用で、お菓子を作っても今までは失敗の連続でした。粉っぽいクッキー、べちゃべちゃしたパイ生地、ふくらまないシフォンケーキ……。

おかしい。レシピ通りに作っているのに。

悲しく切ない思い出の数々。ゴミとなって消えていく材料費。もちろん私は食べますが、頑張って食べるのは私だけで、家族は食べません。けれどもそれは独身の時の話です!

今でも不器用なことに変わりはないですが、焼き菓子だけなら美味しく作れる自信があります。

このブログではぶきっちょさん必見の、失敗の少ないお菓子の作り方やコツなどを紹介していきたいと思います。

 

 

その前にまずは自己紹介を。

まーや 33歳 子ども二人(6歳、4歳) 夫の4人家族

好きなことはお菓子作り、ゲーム、推し活、アロマ香水作り、読書

苦手なことは掃除、片づけ。

おおざっぱで面倒くさがり、テキトウな性格。可もなく不可もない人生を歩んできたつもり。医療業界から介護業界へ、その後保育業界へ、現在は保育園にてフルタイムで働いています。

 

 

何故私がお菓子作りにこだわるのか?

不思議ですよね。自分が不器用だとわかっているのに、無駄になるとわかっているのにお菓子作りをする。

それは、私自身がお菓子が大好きだからというのもありますが、やはり原点は高校生時代だと思います。

そもそも私は中学生の頃お菓子作りを一度挫折しているのです。当時は確かクッキーだったでしょうか。お菓子作りの本を手に入れ、頑張って作ったものを友人と一緒に食べて、ボロクソに言われた記憶があります。お小遣いもなく、お年玉でやりくりをしていた私は、材料費の高さにもショックを受けていたけれど、何より友人の一言がショックでした。

『美味しくない』って。

誰だって一生懸命作ったものを認めてもらえなければ悲しいし、泣きたくもなりますよね。そしてもうお菓子作りはしないと心に決めたのです。材料費が高いのと、家庭の事情でキッチンを満足に使えないのもあって。

そして時は過ぎ、高校生。新たな学友たちとの出会いがあり、ひょんなことから私は再びお菓子を作る機会に恵まれることになりました。

確か、バレンタインの企画だったような気がします。割と自由な校風で、選択した授業によっては先生もこない日がある。外部講師でしたので、学校側の連絡ミスなどで先生が授業があると知らずに来なかったり、逆にないのに学校に来てしまったり。私が選択した美術の授業は、まさにそういうことが多々あり、バレンタイン当日も先生がいないから、『お菓子パーティーをしよう』となったのです。

10人未満の生徒しかおらず、職員室から最も遠い美術室に、先生の監視は届かないのです(笑)

みんなでお菓子を持ち寄ったのですが、この時私はシュークリームを作ってもっていきました。何故シュークリームを作ってもっていったのか、理由は思い出せません。でも自分なりにうまくできたと思ったそれを学友たちが食べて、『美味しい!』と喜んでくれました。少し大げさで、でも嘘っぽさは感じなくて。あっという間になくなったシュークリーム。それを食べていた学友たちの笑顔がとても眩しく、今でも鮮明に思い出せます。

その記憶があったから、私は今でもお菓子作りを諦めきれずにいるのだと思います。

そして時は過ぎ結婚。

家電をそろえる時には奮発しました。7年も前になりますが、パナソニックの一番良い機種(と勝手に思っている)ビストロを買いました。ヘルシオと迷ったんですが、容量が大きく、私のなかで知名度が高いのがビストロだったので。テレビのコマーシャルでビストロのCMが流れるたびに、いつか大きなオーブンを買うのだと心に決めていたのです。その夢が結婚と同時に叶い、新居に運ばれたオーブンで何のお菓子を作ったかといえば、全くお菓子を作らずに終わりました。それどころかオーブンの機能は温めるだけの自動モードのみ。宝の持ち腐れとはこのことです(笑)

お菓子作りを始めたのは、それから5年後のことでした。SNSの発達とともに簡単に作れるお菓子のレシピなどが無料で見れるようになって、私は再びお菓子作りに目を向けるようになりました。

 

 

転機は100円ショップ。結婚してから何かと行く機会の多い100円ショップ。近場にはセリアが、車で15分の距離にダイソーがあります。両方ともいつもお世話になってます。

私の体感ですがここ2、3年の間に、手芸とお菓子作りのコーナーが、物凄く充実してきているような気がします。最近ではスーパーで売られている生クリームには絞り袋とプラスチックの絞り口の付属がなくなり、100円ショップではバリエーション様々な絞り口とセットの絞り袋だったり、別売りの絞り袋が売られるようになり。チョコペン、粉類の種類もふえ、着色用の色素も売られるようになりました。スーパーだと未だに3種類なのに、100円ショップでは5、6種類あったりする。もちろん量は少ないですが、初心者にはそれで充分。クッキーの型、ケーキの型などなど、お菓子作りに必要なものが全て100円ショップで手に入る時代になりました。私が学生の頃はケーキの型(底抜けしないタイプ)一番小さいサイズで1600円ほどしていたので、時代の違いをはっきりと思い知らされます。昔はスーパーで売ってましたが、今はもうスーパーで見かけることもなくなりました。

 

さて、時代とともに簡単に手に入るようになったお菓子作りに必要なモノたち。そして簡単に作れるというレシピ。レシピだってそうです。時代の流れとともに変化がみられました。私が持っている昔のレシピは、工程がほぼ文字のみで、たまに現われる作業写真。という感じで、写真の量が少なかったのに対し、今売られているレシピ集の主流は全ての工程に対して写真がついている。あるいは最初にベースとなる工程を写真付きで解説し、そこからレシピごとに発展していく作業にのみ写真がつく、と言った感じで、すごく解りやすくなっているのです。またネットでは作業の動画も見れますし、著者によってはYouTubeで動画を配信している。だれもが簡単にレシピにアクセスできるようになって、お菓子だけでなく誰もが興味のある分野にすぐに飛び込んでいける。そんな時代になりました。

控えめにいって最高では?

前置きが長くなってしまいましたが、そんな環境にあって、私のお菓子作りがスタートしました。

 

ぶきっちょさんでも失敗しない方法とは?

様々なレシピをみて、実際に試してみて、いくつかわかったことがあります。私なりの、その心得をご紹介します。

 

まず一つ目は、作業工程の少ないレシピを探すこと。

これはあるあるだと思うんですけど、工程がたくさんあると作業が大変。あれをやって、これをやって、次はこれで……を繰り返して、そして失敗する。作りたいものが決まっているなら、その中でレシピを精査し、より簡略的なものを選ぶこと。まずはこれにつきます。作るお菓子がなんでもいいのであれば、材料が少なく工程も少ないものが理想です。焼き菓子とかね。お菓子作りに対する下地を作り上げるまで工程がすくなく、かつ材料も少ないものを選ぶのが無難です。

 

 

二つめは作り始める前に材料の計測を済ませてしまうこと!

私たちは不器用だということを認めましょう。計測は済ませておくべきです。特に工程が多いなかで作りながらの計測は失敗のもと。火を使う工程があるなら尚更です。

『牛乳を沸騰直前まで沸かしてから、火を止めて篩った粉類をいれよく混ぜる』

なんて文面、レシピではよく出てきます。

レシピを確認しながら沸騰直前までの鍋を見守りつつ粉類を量り、1~2回ふるいにかける。

大丈夫ですか?

あなたの隣で鍋が噴きこぼれていませんか?

下準備を疎かにしてはいけません。もちろん作業に手慣れてきて、スムーズに作れるようになったら作業をしながら量ってもいいでしょう。そこはお菓子作りのレベルに合わせて変えていっても大丈夫です。

 

三つ目。見た目に拘らない。

かわいいですよね。ハート型、くまさん型、猫に肉球、着色料で色を付けて野菜の形にしてみたり。写真に残すならやはり映え重視でしょうか。

でも忘れてはいけません。

勝負すべきは味です。見た目ではありません。味です。

映えを意識しては失敗します。自分の技量に合わせて、無難なところまで挑戦して、レシピを自分のモノに出来るまでは見た目を意識しないよう心がけましょう。

贈り物でもない限り、食べるのは自分ですから、なるべく美味しいものがいいでしょう?

見た目が大事? それは上級者になってからお願いします。頑張って下さい。

 

四つ目。洗い物はなるべく最後に。

洗い物がでることはあきらめましょう。こまめに洗いたいのもわかります。狭いキッチンではボウル一つおいただけで、シンクを占領してしまいますからね。それでも最後にまとめて洗いましょう。

二つ目の心得でレシピの一文を説明しましたね。

粉類を量って安心。ふるいもかけてある。

沸騰直前まで時間があるから洗い物を減らそう。なんて、洗い物に取り掛かってはいけません。

牛乳、沸騰してませんか。

その鍋はあなたが目を離し、距離を置いた瞬間に沸騰するのを待っているのだと心に刻みましょう。

 

そして最後に。

文明の利器を使うこと!

例えば泡だて器ならハンドミキサー、こねる、混ぜる作業なら手よりもフードプロセッサー、計量器ならアナログよりもデジタル。生地を伸ばすなら打ち粉ではなくラップに包む。

そんな感じで時間の短縮とともに失敗しそうな工程を文明の利器に任せてしまいましょう。特に打ち粉をして生地を伸ばす工程は、ぶきっちょさんにはもっとも失敗しやすいところです。麺棒に生地がくっつくからと打ち粉を何度もふるってしまい、最終的に粉っぽいクッキーの出来上がりとなるのです。ハンドミキサーがないからって泡だて器でせっせとメレンゲを作ってもレシピ通りには決してならないのです。なぜならレシピはハンドミキサーで作っているのですから。泡だて器でメレンゲを作ると書いてあったら諦めてください。そのレシピはぶきっちょさんに難しすぎます。いさぎよく諦め、違うレシピを探しましょう。

 

 

いかがでしたでしょうか?

本題よりも前座が長くなってしまいましたが、忘れやすい私の記録のようなものでもありますので、お付き合いいただけたら幸いです。

お菓子は器用な人が作るモノ。

それは一理あるでしょう。

けれど、焼き立てを口いっぱいに頬張る。その幸せを噛み締める瞬間を味わうために努力する権利は誰にだってあるのです。

みなさんもお菓子作り、してみませんか。

 

YouTubeで『ぶきっちょさんのお菓子作りチャンネル』をたちあげました。よければ見に来て下さい。まだ動画も少ないですし、お菓子作りで失敗した動画もあげています。

 

https://www.youtube.com/channel/UCIXdZcvIlU9QF8TBd4_HbQQ