一歩進んで二歩後退

投資と趣味と副業と

投資超初心者の私が個別株を始めるまで~出会ったのは一冊の本でした

こんにちは。

毎日すこしずつ遅くなる日の出に冬がやってくると恐々しているまーやです。早く暖かいところに移住したい……。

前回は特定口座のデメリットについてお話しました。

今回は私が日本の個別株に手を出したきっかけなどをお話しようと思います。

 

 

その前にまずは自己紹介を。

まーや 33歳 子ども二人(6歳、4歳) 夫の4人家族

好きなことはお菓子作り、ゲーム、推し活、アロマ香水作り、読書

苦手なことは掃除、片づけ、冬。

おおざっぱで面倒くさがり、テキトウな性格。可もなく不可もない人生を歩んできたつもり。医療業界から介護業界へ、その後保育業界へ、現在は保育園にてフルタイムで働いています。

 

 

株とは何ぞ? 株=怖い?

 

『株ってなんですか?』

株の取引きを始めて4か月頃。職場の後輩と雑談をしていると、そう聞かれました。

私はこう答えます。

『会社が発行している株式のことだよ。株式を発行して私たちがそれを買って、会社はそれでお金を集めて経営している』

説明って、難しいですよね。

この説明で、後輩は理解できたでしょうか。

改めてグーグルで株を検索してみると、

 

『株(株式)とは、企業が事業に必要な資金を調達するために、発行しているものです。

株を買い、株を保有するということは、出資者となり、会社のオーナーの一人になることを意味します。』

 

と、出てきました。よかった。合ってました。中学校の社会の時間で習ったことをだいたい覚えていました。

ではみなさんは、『株取引』と聞いてどんな印象を抱きますか?

私はあまり良いイメージを持っていませんでした。

よく『株が暴落して破産した』という言葉を聞きませんか? その言葉が根強く残っていたからです。

少し前まで私の株の知識はその程度でした。

 

そんな私が何故日本個別株の投資をはじめたのか?

 

きっかけはSNSでした。

私はTwitterを利用しているんですが、Twitterにはタイムラインと言って、フォローしていない人の呟きでも私へのおすすめとして、タイムラインに載ることがあるんです。当時のタイムラインの私へのおすすめは、ほぼ金融一色でした。資産運用、積み立てNISA、ビットコインなどの仮想通貨、ふるさと納税のススメ、なにがあったのかと問いたいくらいお金に関することばかりが流れていたのです。

その中に、気になる情報がツイートされていました。

 

楽天証券のおすすめマネー本は無料で読める。期間限定だから読めるうちに絶対読むべき』

 

書き方は違いますが、内容は同じです。積み立てNISAの銘柄を選ぶ時も投資家のツイートを参考にして勉強しました。そして今回も、まさに天啓のようにそのツイートが流れてきたのです。楽天証券で口座開設した私には実にタイムリーな話でした。

さっそく楽天証券に飛びました。そこで楽天koboをダウンロードしたりなんだりという手間が少々ありましたが、つつがなくおすすめマネー本を入手できるページに飛ぶことができました。

まずは本の多さにびっくりです。

無料で読める本が多いこともですが、お金について書かれている本の多いこと! 普段から本を読みますがマンガとファンタジー系小説しか読まない私にとっては未知の世界です。本屋でも金融関係の棚は視界に入らないくらいですから、新たな世界に放り出された思いでした。

そして私はこの本に出会ったのです。

ズボラ株投資

『ズボラ株投資 月10万円を稼ぐ週1ラクすぎトレード』

 

草食系投資家LoKさんが書かれた投資についての本です。

数あるマネー本の一覧の中で一番目についたのは、この可愛らしい女の子の描かれた本でした。表紙が女の子だから著者が女性かな~なんて思いながらダウンロードしました。この可愛らしい表紙の女の子が著者だと思ったのです。女性でも投資家として稼げるんだ!という安直な発想です。実際は右下に書かれているイラストが著者のアイコンでした。作者に拘りはありませんが、一番最初に取り掛かる本でしたし、読みやすいほうがいいじゃないですか。勉強をするのに堅苦しさは求めていないので、面白く学べるならそれに越したことはありません。株や投資は男性がやるもの、というイメージがあって、女性なら共感しやすいかな?と思ったのもひとつの理由です。またタイトルも素敵じゃないですか? ズボラなんて面倒くさがりの私にはぴったり! それでいて月に10万円を稼げるなら最高でしょ!といった理由もあります。

 

読んでみると。

魔性の本でした。

とっても簡単に分かりやすく書かれていて、読んでいる人をその気にさせてしまう恐ろしい本です。投資超初心者の、押し目が何なのかもわかっていない私でも、やってみれば出来そうな気がしてくるのです。するすると内容が頭に入ってくるという意味では読み物としてもとても良いと思います。ただ電子書籍は苦手で、本は紙媒体でなければという拘りを再確認した瞬間でした。

この本ではチャート分析の基本から教えてくれました。高値、安値、始値などはニュースでも聞いたことがあります。移動平均線ローソク足などは、ここで初めて触れました。そもそも投資の世界って『ポートフォリオ』とか『ファンダメンタル』などのカタカナや『PER』『PBR』などの英単語が多いのでしょうか。馴染みがないからこそとっつきにくく思われているのではと素人ながらに思ったりもします。そして単語の意味を知っても一度で覚えられない……(鳥頭ですので)

本の中では実際に著者が投資した銘柄を参考にチャートの読み方を教えてくれますし、最後にはレッスンとしていくつかのチャートと問題が載せられていて勉強になりました。

そして私はこの本を読んだ直後から、株取引をはじめるべく動き、実際に取引をしました。

早すぎる?

ええ、そうだと思います。LoKさんも本の中で書かれていました。ひとつのチャートを見て、最低でも3~5つ、株価があがるか下がるかの理由を見つけること。

一か月くらいはチャートを見て、流れを読めるようになること。

そして自分のルール(ここまで来たら売却、ここまで下がったら売却など)を決めること、と。

私は今でも理由付けが出来ません。理由をつけるための知識がないからだと思っています。けれどもそれでもいいのではと私は思います。学ぶことも大事だけれど、実践が何より大事ですからね。実践しながら学ぶスタイルです。

ルールだって作っていますけど、有って無いような存在になっています。

ただこれだけは頑なに守っているものが一つだけあります。

それは

 

初心者は信用取引に手を出すな!

 

です。

 

冒頭で、株=怖い? と書きました。

何故株が暴落すると破産するのでしょう? 

それは、信用取引をしているからです。

信用取引とは、自分の資金の3倍ほどのお金を借りて株の売買をすることで、例えば50万円の資金で150万円を証券会社から借りることが出来ます。その借りた分で取引をするので、いずれは返さなければなりません。つまりは借金です。

株の売買で黒字になればいいですが、もし赤字になった場合……150万円を返す目途がない……破産ですね。

これが『株は怖い。ギャンブルだ』そう言われる所以だと思います。

だから信用取引に手をださなければ、株の価値が下がれば、実際にお金は減ってしまうけれども破産することはないんです。でもこれって、パチンコや競馬、競輪、宝くじなど、様々な賭け事と一緒ですよね。

 

確かに50万円の資金では株の売買で月10万円の黒字を出すのは難しいでしょう。私もそう感じています。株価が一日に+100ほど上がって1万円ですからね。それを10回。東証などの取引所は土日祝日はお休みですから20営業の中で結果を出す。10万円以下の銘柄で一度に買えるのは5つとして、数ある銘柄の中から一日に+50~+100ほど上がる銘柄を見つけ出すのは至難の業だと思います。どう頑張っても個人投資家が大手企業のように情報を得ることは出来ないので。

正直じれったいです。どんなに良い銘柄を見つけても、元金が無ければ儲けることができません。お金欲しさにお金を借りたくなる気持ちがわかります。

でもそれ以上に、借金をしてまでリスクをとる必要はない、といつも自分を戒めています。破産してしまっては元も子もないですからね!

手元にある資金でコツコツお金をためてからでもいいじゃないですか。

みなさんも信用取引をする際は、くれぐれもリスクがあることを忘れないでくださいね!