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癒しの精油~本のレビューとフローラルな香水レシピ

皆さんこんにちは。あけましておめでとうございます。お正月は寝正月だったまーやです。
家から出るのはお散歩と隣に住む義実家への新年のご挨拶くらい(笑)
確実に太る日々をすごしています。


今日は正月前に買った本を読み終わったので、その本の紹介と感想と香水レシピを書いていこうと思います。

今回私が買った本はこちら。

新間美也著

「アロマ調香レッスン。調香師が教えるオリジナル香水の作り方」

です。

 


私はアロマセラビストとして活動の傍ら精油で香水を作る方法やレシピを教えていくなかで、精油の成分による効果効能を主体に香水作りをしてきました。
そのうえで、精油の効果や効能よりも香りを主体として作る視点が私にはまだまだ足りないと実感して、勉強のために今回この本を購入しました。


調香師って響き、素敵ですよね。調香師とは、香水をはじめとする香りのスペシャリストのことを指します。
著者である新間さんはパリを拠点に活動する調香師です。
パリといえばフランス。フランスは香水の本場ですよね。
フラゴナール、セルジュ、ゲランなどフランスを代表する香水のブランドはたくさんあります。


とはいえ実は市販されている香水を買う機会はめったにないのです。
日本でフランスの香水を買うと向こうでは安いのにこちらではずいぶんと高いですし、今でこそネットで様々な買い物ができますが、
一昔前の地元には香水を専門に取り扱うお店は存在しませんでした。
子供のころは可愛らしい香水瓶を見上げては、手の届かない値段に落胆さえ覚えたものです。
まあ今でも高いなと感じるんですけどね(笑)

 

 

 


アロマ調香レッスン。レビュー。

とても勉強になりました。
特に響いたのが、「香りの美しさ」
良い香り、良い匂い。とはよく聞きますが、美しい香りとはあまり聞かないものです。香りとは嗅覚で感じるものであって、
ビジュアル的になど考えたことのない私には盲点でした。
香りを立体的に捉えた調香法。精油の相乗効果を狙う組み立て方をする私には目からうろこなお話ばかり。
パーソナリティから香水を仕立てる方法などは、まさに押し香水を作るときに最適な手法では……??
精油のパレットもとても参考になります。
香りの主だった体系は知っていましたが、さらに細分化されるとこうなるのか、と感心させられるばかりです。


またこの本では名香を手本にすると題し、各ブランドの香水とその背景、香水レシピなども掲載されています。
とても勉強になりますね!
オリジナルの香水作りに行き詰まったら、名香を再現してもよいかもしれません。

巻末には精油のプロフィールも乗っていて、香りのタイプごとに乗せられているし、どんな香りかも詳しく紹介されていてまだ見ぬ
精油に思いをはせることができます。

最後まで読んで、つくづく自分は勉強不足だったと実感させられました。
香りも精油も奥が深いですね。

 

 

 


最後に、本から作ったレシピのご紹介です。
本の中にはたくさんのレシピが載っていて、どれも作りたくなるものばかりでしたが、今回は3種の精油を使って作るフローラルタイプ
の香水をチョイスしました。

ローズアブソリュート 3滴
ジャスミン      3滴
パチュリ       4滴


この合計10滴を希釈率10パーセントで香水をつくるらしいのですが、私はふと思ったのです。

私の香水の作り方が、無水エタノール10mlに対して精油20滴なのだから、このレシピを5滴ミドルにして、残り15滴でトップとベースを作って
みたら?と。
これが本来の作り方なのかどうかはわかりませんが、この作り方をすると香りの幅がぐっと広がると、そうおもったのです。
思ったからには試さずにはいられないですよね?


トップ オレンジ   2滴
    グレープフルーツ 3滴
    
ミドル フローラル  5滴
    キンモクセイ 2滴
    ピーチ    3滴

ベース シダーウッド 2滴
    パイン    3滴

こちらが私が作ったレシピになります。
使ってみての感想。
初回は……なんだかどこかで感じたことのある香り。フローラルというよりは薬品のような、残り香がリポビタンのような……?
トップのオレンジはあまり感じず、かんきつ類は控えめ。キンモクセイとフローラル、ピーチの香りと、グレープフルーツの甘さが
相まって最後まで残ります。シダーの軽やかなウッディ感は、わずかに香る程度で、時間がたつにつれ、ふわりと香る、優しい香水となりました。
今まで作ってきた中で、初めてのタイプになります。
決して嫌いではない香りになりましたが、精油の効能のせいでしょうか? 心穏やかになるとともに眠くなる……。
目を覚ましたいときには多用できない組み合わせです(笑)
デートなどでがっつり甘えたいときにはよいかもしれません。


それでは今回はここまで。
本は読み物としても面白いので、まだ読んでいない方、行き詰まっている方、参考になる手本を探している方はぜひ読んでみてください♪

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