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癒しの精油~日常で香りを纏う『推し香水』後編

みなさんこんにちは。先日仕事中にゴミ捨てに行き、フェンスを乗り越えようとしたら目算を誤りフェンスを蹴り上げてしまったまーやです。翌日病院に行ったら仕事中の怪我は労災か全額自己負担かのどちらかと言われ膝よりも懐が痛くなった次第であります。悲しい。

今日は前々回の推し香水作りの続きを解説していきたいと思います。

 

 

その前にまずは自己紹介を。

まーや 33歳 子ども二人(6歳、4歳) 夫の4人家族

好きなことはお菓子作り、ゲーム、推し活、精油香水作り、読書

苦手なことは掃除、片づけ。

おおざっぱで面倒くさがり、テキトウな性格。可もなく不可もない人生を歩んできたつもり。医療業界から介護業界へ、その後保育業界へ、現在は保育園にてフルタイムで働いています。

 

 

推し香水後編です!

まずは香水を作るうえで、前回『眠れぬあなたのための処方せん』で解説したノートとブレンディングファクターをおさらいしましょう。

 

ノートとは?

精油の揮発度を表します。

 

トップノート 立ち上がりが早く30分~2時間ほど香りが持続する

ミドルノート ゆっくりと立ち上がり2~6時間ほど香りが持続する

ベースノート 6時間~数日ほと安定して香りが持続する。

ノートの異なる精油ブレンドすることによって香りの変化を長く楽しむことができます。

 

 

ブレンディングファクターとは?

香りの強さを表す数値です。1が最も香りが強く数字が大きくなるほど香りが弱くなります。精油ブレンドする場合は、数値の小さい精油は少なく、数値の大きい精油を多めにするとバランスが良くなります。

 精油ブレンドする際には、ノートとブレンディングファクターを参考に計算してください。

さてここまでが、精油の匂いの立ち方、香りの強弱のおさらいです。

では実際に作っていきましょう!

 

 

 

まずはイメージを掴むべし!

 

香水を作るうえで大事なのはイメージです。

推しの香水でも自作の香水でもイメージはとても大事で、このイメージがぶれると途端に失敗します。

フローラルな香りなのか、柑橘系の香りなのか、森林浴の香りなのか……。森林浴をイメージしているのに柑橘系やフローラル系の精油をチョイスすることはないと思います。また東洋を思わせるオリエンタルな香りを目指しているのにピーチやアップルなどの甘いフルーティな香りをチョイスすることもないですよね。

大事なことはイメージで、それが細部まで明確になるほどに、より精油のチョイスがしやすくなると思います。

最初のうちはざっくりとでいいのです。

推しはシャンプーの匂いがする、とか、海の匂いがする、とか。柔らかい印象だったらフローラル系、とか。科学者だったらハーブ系でしょうか。こんな感じで大枠をイメージすることからはじめていきましょう。

私のもう一人の推しも、市販の香水があるのですがそのレシピはトップにアップル、プラム、ピーチ、ベルガモットなどの果物、ミドルにフリージアジャスミン、ラベンダーなどのフローラル系、ラストにシダーウッドやサンダルウッドなどのウッディ系で纏められています。多分これは公式でだしている推しの情報に、『シャンプーはローズやバニラなど、日替わりで13種類使用』というところから構成されているのではと推測しています。ちなみにこの推しは男性です。

こんな感じで、推しの公式情報から、纏う香りをチョイスして方向性を決めてもいいと思います。

決まったらなるべく記録に残しましょう。日付とイメージ、使用する精油と量。全て残しておくと次回作る際の参考になります。

 

 

香りの決め手はミドルノートにあり! チャートを作る!

香水作りではミドルノートが香りの中心となります。なので配合は

 

トップノート 15パーセント。

ミドルノート 70パーセント。

ベースノート 15パーセント。

 

となるように調整します。

トップには揮発性の高い精油を、ベースには持続性の高い精油を、ミドルでは全体をまとめつつイメージをより表現できるような精油をチョイスします。

今回解説に用いている市販の推し香水レシピでは

 

トップ レモン・ライム・ジェニパーベリー

    (↑揮発性の高い柑橘系)

ミドル プチグレン・ラベンダー・ゼラニウムアネモネ

ベース ムスク・パチュリ・タバコアブソリュート

    (↑持続性のあるアニマル・ウッディ系)

 

が使用されているので、ミドルノートで推しを表現しつつ、タバコアブソリュートで推しがヘビースモーカーなところをより深く表現していると思われます。

 

無水エタノール10mlに対し、精油20滴がベースであることは前にお話ししましたよね。

今回の配合比率

トップ  3滴

ミドル  14滴

ベース  3滴

といったところでしょうか。

選んだ精油の数と相性によって変わってきますが、ざっくりと割ると上気のようになると思います。今回はトップとベースが各3種類なので、1滴ずつしょうか。もちろんエタノールの量が増えれば精油の量も変わるので、均等に割ることも出来ませんし、15パーセントの中でさらに精油の量を調整して、それに合わせてミドルの70パーセントを調整して……と細かい作業が必要になっていきます。なので実際に作る際には均等割には出来ないと思います。選んだ精油は一緒でも配合を変えるだけで全く違う香水に変化する……それが香水作りの面白いところです。

 

作る手順としては

1 ビーカーに無水エタノールを入れる。

2 精油をチャートに沿ってスポイトでビーカーに入れる。(スポイトは香料を計量した都度、洗浄しなければならないので、あらかじめスポイト付の精油を購入すると楽ですよ)

3 すべての精油をいれたら撹拌する。

4 香りがイメージした通りに出来上がっていれば、瓶へ移す。

イメージと違い手直しをしたい場合は、調香チャートの%を書き換えてどこをどのように直すか考えます。出来上がった香りに何かを加えてもいいですし、最初から作り直してもいいです。何かを加える場合は、よく考えてからにしましょう。足すことはできても引くことはできません。それを覚えておいてください。

以上が精油を使った香水の作り方になります。

いかがでしたでしょうか?

作った推し香水は眠るときに枕に1プッシュで推しと一緒に眠った気分になれるし、お風呂あがりにタオルにプッシュして髪を拭けば推しに拭いてもらっているような気分になりますよ!

私は仕事に行くとき推し香水を使っています。これで嫌なことがあっても失敗しても、推しが慰めてくれるので救われます(笑)

 

 

 

最後に。

試香紙(ムエット)というものがあります。言葉通りの物ですが香水を作った時にお試しとして、紙に香水を垂らし、自分のイメージが再現出来ているか試すものです。また、出来上がった香水の香りの見本として販売している場合もあります。私の推し香水もこのムエットが売られていました。購入して試してみたところ、よくある男性物の香水でした。でも推しにはダンディすぎるというか、私の推しのイメージにそぐわないというか。とても良い香りなんですけど、良いんですけど、何か違う。多分製作者と私との解釈違いなんでしょうね。

解釈違いは戦争の元(笑)

そういう意味でも推し香水は自作することをお勧めします。けれど、香水のレシピから香りの方向性を考えられないって方は、市販されている香水のムエットを試しても良いのかなと思います。

ではみなさん良いアロマライフを!